洗剤の働き

衣服を清潔に保つために欠かせない洗剤(界面活性剤)について、その働きと汚れの落ちるしくみについて調べてみよう。

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1.浸透実験

準備するもの

ビーカー、洗剤、実験布(綿布)

実験方法

1.ビーカーを2つ用意し、一方は水のみ、他方には水と洗剤を入れて混合した溶液を用意する。
2.3cm角の実験布を2枚用意し、それぞれのビーカーの中に同時に入れて様子を観察する。

実験結果

洗剤を加えることによって、水の持つ表面張力が低下するため、繊維や汚れにしみこみやすく、布をよくぬらす。 浸透実験の様子
(動画/wmv形式:4.79MB)



布を同時に入れる 15秒経過 1分経過 5分経過
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2.乳化実験

準備するもの

ビーカー、かく拌棒、洗剤、油(ごま油を使用するとわかりやすい)         

実験方法

1.ビーカーを2つ用意し、一方は水のみ、他方には水と洗剤を入れて混合した溶液を用意する。
2.それぞれのビーカーに油を垂らして、かく拌し、様子を観察する。

実験結果

水のみのビーカーに油を垂らしても混ざらないが、洗剤水溶液のビーカーでは、混ざり合う。 乳化実験の様子
(動画/wmv形式:4.83MB)



油を垂らすと洗剤溶液と油は混ざり始める かき混ぜると、洗剤水溶液は乳化し白濁
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3.分散実験・再汚染防止実験

準備するもの

ビーカー、かく拌棒、洗剤、すす(カーボンブラック)、実験布(綿布)

実験方法

1.ビーカーを2つ用意し、一方は水のみ、他方には水と洗剤を入れて混合した溶液を用意する。
2.それぞれのビーカーにブラックカーボンを入れて、かく拌し、様子を観察する。
3.2に実験布を入れて引き上げる。

実験結果

水のみのビーカーでは、すすが水面に浮くが、洗剤水溶液のビーカーの方では、こまかく分散する。これは洗剤の立体的な構造や電気的な反発による。これによって、汚れが再集合しないように安定に保たれるため、洗剤水溶液の方では、布に対してもすすが付着しにくい。 分散実験の様子
(動画/wmv形式:2.98MB)
再汚染防止実験の様子
動画/wmv形式:2.44MB)



洗剤水溶液の方は、最初から分散作用が見られ、かき混ぜると一様に混ざる。
実験布を入れる 水のみだと布は沈まず、水面の汚れが付着する
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